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「物語じゃない本のタイトル」から物語のアイデアを見つけ出そう(タイトル迷妄の会♯1)

みなさんは、本のタイトルを見て

 

「おっ!これはたぶんこんな物語だろうな!面白そう!!」

 

と思って、家に帰って読んでみると、想像した内容と全然違う内容だった!

 

という経験はないだろうか、、

 

僕はたびたびそういう経験をするのだが、その度にこう思うのだ。

 

勘違いって面白い!!

 

そう、そんなタイトルの勘違いのおかげで、僕は1冊の本から

 

「その本に書かれている話」と「自分が勘違いで作り上げた妄想の話」と

 

一粒で二度美味しい思いをしていたのだ。

 

この面白さをなんとか企画化したい!!

 

と思い今回「タイトル迷妄の会」を企画し、開催しようと思う。

 

ちなみに迷妄とは、「誤り、間違いを真実のように思い込むこと」という意味である。

 

 

 

「タイトル迷妄の会」遊び方は、いろいろあるのだが

 

今回は「物語じゃない本」を物語のように迷妄する編

 

を行おうと思う。

 

ルール説明

 

プレイヤーは2人

 

①「物語の本じゃないけど物語っぽいタイトルの本」をお互い3冊持ち寄る

②「その本」を1冊ずつせーので、出し合う

③その2冊のタイトルから、勘違いできる物語のあらすじを考える。

 

これだけ!!

 

では、実際にやってもらうことにしましょう!!!

 

 

せーので、1冊目を出すぞ!

 

せーの!!

 

 

勝手に選別される世界――ネットの「評判」がリアルを支配するとき、あなたの人生はどう変わるのか

勝手に選別される世界――ネットの「評判」がリアルを支配するとき、あなたの人生はどう変わるのか

 

 

「ご先祖様、ただいま捜索中!」と、、、

 

「勝手に選別される世界」、、、ですね。

 

たしかに、そっちも「物語っぽい」タイトルでかつ、勘違いが楽しめそうなタイトルの本じゃないか。

 

しかし、ずいぶん毛色の違う本ですね、、、

 

さて、じゃあこの2冊の本のタイトルから、勘違いして、あたらしい物語の種を作り出そうか。

 

とりあえず、ご先祖様を探している話にはなっちゃいますよね。
ちょっと、これだけで物語としてかなり限定されてしまいましたね。

 

おい!1冊目から文句か?!

 

いえ、しかしこの2冊だけだと、話の「鍵」となりそうなのは「何を」を勝手に選別される世界なのか?という点に絞れてきますね。

 

そうだな、、「何を」選別されるのか? 「先祖を」勝手に選別される、、ってわけわからんしな。

 

「勝手に選別された」結果、「先祖を探している」となると話がみえてきそうじゃないですか?

 

ん?どういう意味だ?

 

この物語の世界では、すべての人間の「産みの親」と「育ての親」が分けられた世界なんじゃないですかね?勝手に「育ての親や場所」を選別される世界というか。

 

ということは、「産みの親」やさらにさかのぼった「祖先」や「先祖」が誰かわからない世界ということか。

 

そうです。たぶん、この世界では歴史的な差別問題などを解決するために「親」や「先祖」が誰であるか知ることを禁止した世界なんですよ。

 

そんな世界に生まれた主人公がその禁を破り、産みの親や先祖を探す話というのはどうでしょう。

 

いいじゃないか。SFっぽいな。

 

なんとかなりましたね、、、
「ご先祖様、ただいま捜索中!」を見たとき、正直頭真っ白になりましたよ。

 

、、、、、、

 

しかも、「「ご先祖様」を選別される世界」とかわけわからないこと言い出すし。

 

次だ、次!!

 

友だち幻想 (ちくまプリマー新書)

友だち幻想 (ちくまプリマー新書)

 

 

甲子園という病 (新潮新書)

甲子園という病 (新潮新書)

 

 

「友だち幻想」と、、、

 

「甲子園という病」ですね。 

 

 

「友だち幻想」、、つまり友達は幻想、、幻だったと。

 

友達だと思ってたのに、、ってことですかね。

 

それが、「甲子園の病」というわけだな。
つまり、甲子園のせいで、友だちが友だちじゃなくなったという話だな。

 

高校野球がテーマの漫画とかですかね?

 

そうだな。たぶん
幼馴染かなんかだった2人が同じ高校で同じ野球部に入り、
しかも、同じポジションを争うことになった。

 

野手だとコンバートできそうですから、どっちも「ピッチャー」って感じですかね。

 

そうだな。「同じポジションだけど、友だち同士、恨みっこなしで正々堂々勝負しようぜ!」とか表ではいいながらも

 

グローブ隠したり、弁当に下剤入れたり、相手チームに投げる球種のサインを教えたり
挨拶代わりにスパイク履いたまま飛び蹴りし合ったりするんだろうな、、

 

甲子園で投げたいあまり、二人の関係は変わっていってしまうんだ。

 

いたずらが度を越しすぎて、ギャグ漫画みたいになってますよ!!
平成も終わろうとしてるのに、そんな一時代前のバレエ靴に画鋲入れるみたいな漫画売れますかね?

 

いや、でも深い作品だよ。
青春野球漫画かな、、と思わせておいて「人間の醜い部分」を描くという
文学性の高い物語作品になると思うぞ。

 

まぁ、たしかに友人関係が破綻していく様を描いていく野球漫画や野球小説は、いままでになかったかもしれませんね。

 

っで三年最後の夏、甲子園決勝のマウンド上で血を吐いて倒れるエース投手。
最後にそのエースが吐いた台詞は「甲子園は病だ、、」

 

うわ、めっちゃ劇的な死に方してるじゃないですか!
ちょっと読みたくなってきましたよ。

 

まぁ、文章の9割ちかくはいたずらの内容の描写しかない作品だがな。
タイトルは「失楽甲子園」とかでいいかな。

 

(9割近くも!?)

 

じゃ、じゃあ最後に、3冊目いきますか。

 

死ぬこと以外かすり傷

死ぬこと以外かすり傷

 

 

わけあって絶滅しました。 世界一おもしろい絶滅したいきもの図鑑

わけあって絶滅しました。 世界一おもしろい絶滅したいきもの図鑑

 

 

「死ぬこと以外かすり傷」と、、

 

「わけあって絶滅しました。」、、ですね。

 

これは簡単そうだな。というか4コマ漫画になりそうなくらい短い物語だろうけどな。

 

そうですね、、
たぶん同じだと思いますけど「死ぬこと以外かすり傷」だと教育された人類が、それが理由で絶滅するってオチのギャグ漫画ですよね?

 

まさにそれと同じこと考えてたわ。もう「医者とかいない世界」なんだろうな。

 

「肺がん? そんなもん、かすり傷、かすり傷」みたいな感じでしょうね。

 

「交通事故?」

 

「かすり傷!かすり傷!」

 

「ナイフで刺された?」

 

「かすり傷!かすり傷!」

 

という理由で、人類は絶滅しました。

 

完全にギャグ漫画ですね。 

 

 

 

~おわり~

 

丸ノ内レンです。

 

「タイトル迷妄の会」いかがだったでしょうか?

 

ブログでは伝わりにくかったですが、

 

実際に、友だちと、即興でやると、スリリングで楽しい遊びです。

 

ぜひお試しください。

 

また、「タイトル迷妄の会」では、他にもいろんな遊び方があります。

 

ジャンルカードを用意して、お互い1枚引いて、

 

引いたジャンルの本を持ち寄り、行うもの

少女マンガ、ホラー小説など

 

また、シンプルに意味深なタイトルで勘違いするものなど

 

今後も、いろんな遊び方を紹介していきたいと思っているのでお楽しみに!

 

 

 

 

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